審査基準

程度
診察時における医師と患者とのやり取りをシミュレーション化した問答形式問題を基に、電子カルテシステム(診療所・病院外来用)を操作し、電子カルテを作成することができる(医師事務作業補助者でも期待される、電子カルテの代行入力を遂行できる能力を身に付けている)。
領域 内容
実技(オペレーション)
  1. 医師等の権限設定をはじめ、電子保存の3原則の一つである「真正性の確保」を意識した電子カルテの入力操作ができる。
  2. 初診時の問診票の入力・必要データの電子カルテ画面への取込みができる。
  3. 「既往症、原因、主要症状等」についてSOAP形式に関する知識に従った  入力判断ができる。また、その際下記操作にも通じている。  ・補足ツール(テンプレート、シェーマ)の活用  ・標準マスタ使用による病名情報の登録
  4. 「処方、手術、処置等」について記録するとともに点数算定を意識した入力ができる。
  5. 検体検査・単純撮影に関し、一連のオーダ処理ができる(オーダ操作から検査結果の整理・〔所見(o)〕欄へのデータ添付まで)。

●S(Subjective)…患者が直接提供する主観的情報(患者の主訴等)
●O(Objective)…医師が取り出す客観的情報(脈拍、検査結果等)
●A(Assessment)…医師の判断(病名診断等)
●P(Plan)…治療方針、計画等

合格基準(全級共通)

当検定は実技のみの試験です。配点は60点を満点とし、60%以上正解のとき合格となります。