本会は会員相互の連絡協調を図るとともに、医療秘書関連教育の充実と医療秘書の社会的地位の向上を図り、もって、医療秘書関連教育界並びに社会医療の発展に寄与することを目的とする。


本会の目的を達成するために次の事業を行う。
1.医療秘書関連教育等に関する情報の収集及び交換。
2.医療秘書関連教育等に関する調査研究。
3.医療秘書関連教育等に関する講習会、研修会の開催。
4.医療秘書技能検定試験の実施。
5.その他医療秘書関連教育に関する事項。



専門知識と技能を審査・認定
医療秘書をはじめ医療の事務に従事する人材の質的向上は、医療秘書教育に携わる者にとって多年の課題でした。特に現代のように、医療内容が複雑・高度化し、また多くの人が関係するチーム医療が主流となる状況にあって、医療秘書は事務面における専門的な援助と各部門の連絡調整を果たす重要な役割を担っています。その質的向上は各方面から望まれ、全国の医療秘書教育機関が集う「医療秘書教育全国協議会」としても緊急 に取り組む課題でもありました。
このような状況から誕生したのが、医療秘書技能検定です。
この検定は医療秘書としての専門知識と技能を認定するもので、医療秘書をめざす学生にとっては学習の目標の1つとなり、採用する医療機関においては志望者の習得レベルを判断する目安となります。また、教育機関にとってはカリキュラムの改善、教授法の向上につながるものであり、検定実施にあたっては関係教育機関の積極的な協力・参加を得ています。
検定は年2回実施。志願者は年々増加しており、平成8年度には1万8000名以上の人が受験しました。医療秘書技能検定は医療界における事務のスペシャリストをめざす人にとって、必須の資格となっています。
また、最上級である1級は実務経験豊かな方を対象にしており、合格率10%未満という厳しさですが、この1級を取得することは実務の実力の証明となります。一般も受験可能です。
医療秘書技能検定・審査基準
■1級・準1級・2級・3級■
医療機関並びに医療関連機関に勤務する医療秘書として、実務マナー、医療法規や医学用語、医療事務の領域に高度な知識と技能を持ち、業務を専門的に遂行することができる。


医事コンピュータ操作技能を審査・認定
平成8年度にスタートした、全国唯一の検定試験です。医療機関のコンピュータ化も進み、各部門で活用されています。もちろん医療事務部門でもコンピュータは大活躍です。したがって、 そこに従事する者にとってコンピュータ技能は必須の技能といえます。本検定は現在準1級・2・3級が実施されており、ここでは医事コンピュータによるレセプト作成能力が問われています。一般も受験可能です。
医事コンピュータ技能検定・審査基準
■準1級・2級・3級■
医療事務及びコンピュータについての基礎的な知識を有し、 カルテ及び診療伝票を基に医事コンピュータを用いて正しいレセプトを作成することができる。


福祉事務管理技能を審査・認定
社会保障制度全般の知識を有し介護保険制度と介護報酬請求事務の能力をもつ人材は 医療機関及び社会福祉施設から望まれています。
そこで、当協会では新たに「福祉事務管理技能検定試験」を創設いたしました。 受験対象者は医療秘書関連学科及び福祉関連技能職養成学科の学生、並びに医療機関 及び福祉関係施設の実務者を対象とし、一般も受験可能です。
福祉事務管理技能検定・審査基準
■2級・3級■
福祉関連機関における、事務担当者として、基礎的知識と技能を有し、一般的な業務を遂行することができる。


医療秘書教育全国協議会は、医療秘書教育の充実と医療秘書の社会的地位の向上を目的として昭和63年(1988)に設立さ れました。その目的を達するため上記3検定のほかにも、医療秘書及び関連教育に関する情報の収集・書籍の監修、調査・研究、講習会・研修会などを積極的に行っています。